Lab Line / 大型試作フレーム

35 mmポストで、高さと到達距離を確保する。

VisionFrame 35は、卓上プラットフォームでは収まらない試作検査構成のための、大型ポスト式フレームです。十分な高さ、カメラと対象物の距離、大きなサンプルの周囲の空間を確保し、複数カメラやコンベヤーを模した配置を検討できます。

構造
垂直35 mmポスト
クランプ
ラチェットハンドル式Super Convi
用途段階
大型試作向け・生産用ではありません
垂直35 mmポストにクランプしたVisionFrame 35 Max Armカメラマウント
Max Arm 53 cmマウントを取り付けたVisionFrame 35。取付構造には垂直ポストが必要です。
適した用途

卓上では収まらない配置に。

対象物、作動距離、カメラの高さが卓上フレームの範囲を超える場合に、VisionFrame 35を選びます。

カメラと対象物の大きな距離、高いカメラ位置、大型サンプルの空間、コンベヤーを模した試作、複数カメラの配置試験に対応します。最終的な機械フレームを作る前に、必要な配置を検証するための構成です。

VisionFrame 35は試作・組込み検討用フレームであり、生産用マウントではありません。システムインテグレーターやマシンビジョンチームが、最終治具を決める前に適切な配置を探して検証するために使用します。検証済みの生産設備には、VisionCell、実際のアルミフレームへ後付けするSightLink E3040、または専用設計治具へ移行してください。

クランプを使う理由

スタンドを組み直さずに、高さを変える。

コンパクトなSuper Knuckleアームを備えたVisionFrame 35 Super Conviクランプ
クランプの役割

大まかな高さはポストで、細かな向きはアームで。

Super Conviクランプを使うと、穴あけやスタンドの組み直しをせずに、アーム全体を垂直35 mmポストに沿って上下に移動できます。周囲の機器でハンドルの回転範囲が制限される場合も、ラチェットハンドルの位置を変えられます。六角受け部とスプリングロックが、セットアップ中のアームを保持します。

調整を分けられることが利点です。大きな高さ変更はクランプで、カメラや照明の最終的な向きはアームで調整します。試行と保守を進めやすくなり、サンプル寸法が変わっても同じフレームを活用できます。

垂直ポストに取り付けたVisionFrame 35 OmniGripカメラマウント
適用範囲

垂直ポストでの使用を前提としています。

垂直ポストでは、クランプは設計上想定した方向で荷重を受けます。水平チューブでは横荷重によってクランプが回転したり徐々にずれたりする場合があります。水平チューブへの取付は検証済みのVisionFrame 35構成ではありません。高荷重向けの選択肢ではなく、未試験の構成として扱ってください。

これらのマウントは、VisionFrame 35の垂直35 mmポスト専用です。16 mm VisionGridレール、22 mm VisionGridチューブ、3030 / 4040アルミフレームへの直接取付には対応しません。

アームキットの選び方

調整速度、再現性、荷重、折り曲げ経路から選ぶ。

アームシリーズ 利点 制約 最初に適した用途
Super Knuckle ノブ1つで自由に向きを調整できる、最も素早い方式です。コンパクトで、配置変更を迅速に行えます。 摩擦保持のため、衝撃後は通常、向きを合わせ直します。長いタイプほど剛性と荷重の余裕が低下します。 視野の検討、頻繁な調整、ポスト近くの軽量機器。
OmniGrip 支持部に近い位置での荷重の余裕が大きく、中央の歯付き関節で設定角度を再現できます。 重く、位置変更に時間がかかります。角度設定式関節は段階的な調整で、無段階の微調整ではありません。 カメラの視野が決まっており、安定性と再現性が重要な場合。
Max Arm 長い到達距離を管理しやすく、支持部に近い位置で最大4 kgに対応します。ラチェット式および滑り止め付きの関節を備えています。 最も重く大きな構成です。より広い空間が必要で、ポストのクランプに大きなトルクがかかります。 大型カメラ、モニター、プレートで、長い到達距離を確実に確保する必要がある場合。
Articulated Arm Max Armでは大きすぎる狭い場所やオフセットした経路に沿って折り曲げられ、部品も軽量です。 使用荷重の上限は1 kgです。たわみ、ケーブルの引張り、振動の影響を受けやすく、荷重の余裕を重視する用途には適しません。 限られた空間に配置する軽量なカメラ、センサー、アクセサリー。

調整方式を選んだら、サンプルを避けて必要な視野を得られる最短の長さを選びます。すべてのアームの末端は1/4インチ-20雄ねじです。機器によっては、カメラ専用プレートや回り止めプレートが別途必要です。

アーム 長さ 使用荷重(支持部に近い位置) 適した用途
Super Knuckle 3 in 最大5 kg / 11 lb 機器をポストの近くに置き、手で素早く向きを変えたい場合。
Super Knuckle 6 in 最大3 kg / 6.6 lb 素早い手動位置調整を保ちながら、到達距離を追加したい場合。
Super Knuckle 9 in 最大2 kg / 4.4 lb 剛性よりも到達距離を重視する場合。ケーブルの引張りを管理してください。
OmniGrip 20 cm 最大8 kg / 17.6 lb カメラの安定性が重要で、短いアームで届く場合。
OmniGrip 30 cm 最大6 kg / 13.2 lb 汎用的な到達距離と、設定角度の再現性を求める場合。
OmniGrip 40 cm 最大4 kg / 8.8 lb 最大の剛性よりも作業範囲を重視する場合。
Max Arm 53 cm 最大4 kg / 8.8 lb 機器を支持しながら長い到達距離を管理する、VF35の主力構成。ラチェットハンドル、滑り止めロゼット、ピボットを備えます。
Articulated Arm 28.5 cm / 11.2 in 最大1 kg / 2.2 lb 空間が限られ、機器が軽量な場合。
Articulated Arm 57 cm / 22.5 in 最大1 kg / 2.2 lb 軽量機器で、Max Armでは大きすぎる経路に沿って多関節の到達距離を確保したい場合。
実際のキットを見る

同じ35 mmポストで、4つの調整方式。

VisionFrame 35 Super Knuckle 8 cmマウントキット
素早く自由に調整

Super Knuckle 8 cm

Knuckleでモーメントが最も小さい、コンパクトな位置調整構成。

VisionFrame 35 OmniGrip 20 cmマウントキット
角度設定式の安定性

OmniGrip 20 cm

OmniGripで最短かつ荷重の余裕が最大の構成。

VisionFrame 35 Max Arm 53 cmマウントキット
長い到達距離を管理

Max Arm 53 cm

機器の荷重を支え、長い到達距離を確保する主力構成。

VisionFrame 35 Articulated Arm 28 cmマウントキット
短い折り曲げ経路

Articulated Arm 28.5 cm

障害物のあるコンパクトな空間に、軽量機器を配置するための構成。

VisionFrame 35 Articulated Arm 57 cmマウントキット
長い折り曲げ経路

Articulated Arm 57 cm

軽量機器の配置範囲を広げますが、位置ずれのリスクは増えます。

選び方

まず短く。次に質量と形状を確認。

カメラ用の最初の選択

機器をポスト近くに置ける場合は、OmniGrip 20 cm(動かした後に設定角度へ戻せる方式)またはSuper Knuckle 3インチ(自由な手動調整が最も素早い方式)を選びます。他の方法ではカメラが届かない場合にのみ長くします。

質量または長い到達距離を重視

Max Arm 53 cmは、到達距離と荷重を重視した主力構成です。支持部に近い位置で最大4 kgに対応し、細かく調整して固定でき、機器を支えながら長い到達距離を管理できます。

狭い場所・折り曲げ経路

Articulated Armは、軽量で曲げやすい補完的な選択肢です。最大1 kgを目安に、Max Armでは大きすぎるコンパクトな配置や経路に使用します。

適用範囲

大型試作フレームとして、用途を明確に。

生産用マウントではありません

正式な生産設備、振動環境、可動機械の周辺、頭上への取付、厳しい画像位置の許容差が求められる場合は、検証済みの生産用構成へ移行してください。

垂直ポスト専用

水平チューブへの取付は未試験であり、高荷重向けの選択肢ではありません。すべてのクランプを垂直ポストに取り付けてください。

キットの構成

ポスト用クランプ接続部と、末端に1/4インチ-20雄ねじを備えた選択アーム1本。支持フレームは別途お見積りし、カメラ、プレート、ストレインリリーフは構成ごとに選定します。

よくあるご質問

ご注文前にご確認ください。

試験対象が卓上フレームに収まりません。次はVisionFrame 35ですか。

はい。大型の配置、高いカメラ位置、大きな対象物の空間、実際の工場配置に近い試験へ進むための製品です。卓上でのカメラ・照明試験に収まる場合は、VisionGridをご使用ください。

フレームとマウントキットのどちらを見積もればよいですか。両方ですか。

35 mmポスト構造をまだお持ちでない場合は支持フレームを、フレームをお持ちでクランプ、アーム、機器側接続部が必要な場合はマウントキットをお見積りします。実際の案件では、両方が必要になることも多くあります。

Max ArmとArticulated Armは、どう選べばよいですか。

質量と形状で選びます。荷重や、管理しやすい長い到達距離を重視するならMax Arm(支持部に近い位置で最大4 kg)。狭い場所や折り曲げ経路に軽量機器を配置するならArticulated Arm(使用上限1 kg)です。優劣ではなく、用途に応じた強みがあります。

VisionFrame 35で、将来の生産設備を模擬できますか。

はい。最終治具を決める前に、カメラの高さ、対象物の空間、視野角、複数カメラの配置、コンベヤーを模した構成を検討できます。試作で確認できたら、生産用にはVisionCell、SightLink E3040による後付け、または専用設計治具へ移行します。

関連製品

大型フレームの前後の段階。

卓上段階はVisionGridが担い、検証済みの配置を生産へ移す段階ではVisionCellとSightLinkを検討します。

大型フレームの用途

このフレームを使う場面と、選定の流れをご案内します。

VisionCell 3030-50

試験から生産を見据えた検討へ進む際の、コンパクトな設備フレームのパッケージ。

VisionCell 3030-50

大型試作構成をご検討中ですか。

サンプル寸法、カメラと対象物の距離、カメラの高さ、機器の質量、ケーブルの方向、ラボ試作・コンベヤー模擬・生産前試験のどの用途かをお知らせください。

KUPOに相談する