ベース、調整方式、到達距離の順に選ぶ。
フレームに合うベース
選択の好みではなく、適合条件です。16ベースは16 mmレールに、22ベースは22 mmチューブに使用します。
アームの調整方式
素早く自由に調整するSuper Knuckle、または設定角度を再現できるOmniGrip。
必要な位置に届く最短の長さ
短いアームほど剛性と荷重の余裕があります。配置上必要な場合にのみ、長さを追加してください。
実際の荷重を確認
使用荷重、ケーブルの引張り、カメラ画像の回転方向を固定する必要があるかを確認します。
フレームを変えずに、マウントを移動する。
VisionReachクランプは、固定されたレールやチューブを、位置調整できる取付経路として活用します。
カメラの視野を変えるたびに穴を開けたりプラットフォームを組み直したりせず、クランプを緩め、ベースとアームをまとめてフレームに沿って移動し、新しい位置で固定します。大まかな配置はクランプで、細かな向きはアームで調整します。両者を分けることで試験を進めやすくなり、ブレッドボードをサンプル、ターゲット、工程用機器のために使えます。
一方、張り出しによるモーメントに注意が必要です。クランプが確実に固定されていても、長く偏心したアームでは、回転、たわみ、ケーブルの引張りによる位置ずれが生じる場合があります。適切なクランプ径を選び、可能な限り機器を近くに配置し、実際の構成でベースの滑りと回転を検証してください。
| ベースの種類 | 適合対象 | 利点 | 制約・適用範囲 |
|---|---|---|---|
| VisionReach 16スライドベース | 16 mm VisionGridレール専用 | 軽量・コンパクトで、卓上フレームのレールに沿って素早く移動できます。 | 22 mm構成より構造上の余裕が小さくなります。22 mmチューブ、35 mmポスト、アルミフレームには取り付けないでください。 |
| VisionReach 22チューブベース | 22 mm VisionGrid Proチューブ専用 | 太いチューブは、広い配置や長いオフセットを検討する際の基礎構造に適しています。 | 新しいチューブベース構成のため、試験で滑りと回転を確認してください。16 mmレール、35 mmポスト、アルミフレームには取り付けないでください。 |
調整方式を決めてから、必要な位置に届く最短の長さを選ぶ。
| アームシリーズ | 利点 | 制約 | 最初に適した用途 |
|---|---|---|---|
| Super Knuckle | 自由な手動位置調整が最も素早い方式です。中央のノブ1つで両端を緩められ、コンパクトで扱いやすい構造です。 | 角度設定式ではなく摩擦で保持するため、衝撃や取外しの後は通常、目視で向きを合わせ直します。長くなるほど荷重の余裕が大きく減ります。 | 配置の検討、頻繁な段取り替え、照明、正確な角度を探している段階のカメラ。 |
| OmniGrip | 支持部に近い位置での荷重の余裕が大きく、中央の歯付き関節が滑りを抑え、段階的に設定した角度へ戻せます。画像位置を重視する用途に適しています。 | 重く、素早い位置変更には不向きです。中央関節は歯位置ごとの段階的な角度調整で、無段階の微調整ではありません。長いタイプほどベースにかかるトルクが増えます。 | カメラの位置がすでに決まっており、その記録と復元をしやすくしたい場合。 |
| アーム | 長さ | 使用荷重(支持部に近い位置) | 適した用途 |
|---|---|---|---|
| Super Knuckle | 3 in / 7.6 cm | 最大5 kg / 11 lb | Knuckleで最も剛性の高い長さ。機器を近くに配置し、素早い手動調整を重視する場合。 |
| Super Knuckle | 6 in / 15.2 cm | 最大3 kg / 6.6 lb | 手で向きを調整する構成に適した、実用的な中間の長さ。 |
| Super Knuckle | 9 in / 22.9 cm | 最大2 kg / 4.4 lb | 剛性よりも到達距離を重視する場合。ケーブルの引張りを小さくしてください。 |
| OmniGrip | 20 cm / 7.9 in | 最大8 kg / 17.6 lb | 剛性、荷重の余裕、位置の管理を最も重視した構成。画像位置を重視する用途で最初に検討する長さです。 |
| OmniGrip | 30 cm / 11.8 in | 最大6 kg / 13.2 lb | 到達距離と荷重の余裕を両立した、汎用的な選択肢。 |
| OmniGrip | 40 cm / 15.7 in | 最大4 kg / 8.8 lb | 最大の剛性よりも作業範囲を重視する場合。長く張り出す構成では搭載荷重を小さく見積もってください。 |
選択肢を、実物の構成で確認する。






まず検討したい基本構成。
16 Compactフレームの場合
VisionReach 16と短いアームから始めます。近くに配置するカメラや小型照明にはSuper Knuckle 3インチまたはOmniGrip 20 cmを選び、機器に追加の到達距離が必要な場合にのみ長くします。
22 Proフレームの場合
VisionReach 22を選び、カメラ用途では短いOmniGrip 20 cmまたは30 cmを最初に検討します。素早い位置変更を重視する場合はSuper Knuckleを使用します。
迷った場合
画像の安定性と荷重の余裕を重視するならOmniGrip 20 cm、近い位置での素早い手動調整ならSuper Knuckle 3インチを検討してください。配置上必要な場合にのみ長くします。
生産用マウントではなく、位置調整用のツール。
適した使用場所
ラボの作業台、試作検査設備、正式リリース前の試験。素早く設置し、実際の条件に合わせて調整できます。
別の構成が必要な場合
正式な工場設備、振動環境、繰り返しの固定、可動機械の周辺、厳しい画像位置の許容差が求められる場合は、SightLink E3040、VisionCell、専用設計治具など、評価済みの構成へ移行してください。
キットの構成
フレーム側ベース、選択したアーム、機器用の1/4インチ-20雄ねじ。カメラ、プレート、プラットフォーム、ストレインリリーフは別途選定します。
ご注文前にご確認ください。
カメラ用には、まずどのアームを見積もればよいですか。
必要な位置に届く最短のアームから始めてください。荷重の余裕と角度の再現性にはOmniGrip 20 cm、近い位置での素早い手動調整にはSuper Knuckle 3インチを最初に検討します。
最長のアームを標準の選択にしない方がよい理由は。
最長のアームは到達距離が最大ですが、剛性と荷重の余裕が最小となり、位置がずれやすくなります。長くなると、モーメント、たわみ、振動の影響、ケーブルの引張りによる位置ずれが増えます。軽量機器、補助的な配置、初期のレイアウト検討に必要な場合に選んでください。
VisionReachをカメラと照明の両方に使えますか。
多くの場合は可能ですが、カメラ側をより厳しい条件で検討してください。画像位置が重要な場合は、カメラ用アームを短く安定した構成にし、照明は別の管理された構成で支持します。照明のケーブルや調整操作で、カメラの位置が動かないようにしてください。
VisionReachが適さないのは、どのような場合ですか。
支持する構造がVisionGridフレームではない場合です。既存の3030 / 4040アルミフレーム設備にはSightLink E3040、35 mmポストで大きな配置を組む場合にはVisionFrame 35、コンパクトな設備フレームもKUPOから調達する場合にはVisionCellを使用します。
